Arca - Xen

いいですよねこのジャケット レコ屋で見かけたらとりあえずジャケ買いしちゃいそうな感じ。ベネズエラ出身のプロデューサーAlejandro Ghersiによるプロジェクトです。 これは名門MUTEからリリースされた1stアルバム。自主リリースされた「&&&&&」から聴いて…

54-71 - All Songs Composed & Performed by 54-71 Recorded in February 2004

日本のスカスカヒップホップバンドのベストアルバムと見せかけてセルフリミックスアルバム。17曲と大ヴォリュームにして全曲様相が変わってます。 これ一発録りなんですかね?なんかラフな感じがします。全体にただでさえスカスカな音が更に軽くなってます …

No Joy - Ghost Blonde

かつてあなたが愛した甘くてキュート、夢見るようなシューゲイジングミュージックをやってる人たちを見つけました。もうガッツリBack to 90'sなシューゲイザーです ヴォーカルはもちろんマイブラーんな女の子ボイスです しかも爽やかです 最後までおっきい音…

Sleep - Dopesmoker

伝説のストーナーロックバンド、Sleepの究極のアルバム。なんと一曲63分34秒!ほぼワンリフでゴリッゴリ進みます。流石に60分以上もの大曲をずっと集中して聴くのは無理がありますが、何気に最後まで聴けてしまうのがスゴいところ。63分の時間を目一杯使いス…

Warpaint - Warpaint

LA出身、今ノリにノっている女性4人組バンドの2ndです。前作の「The Fool」聴いてあまりに素晴らしかったので、今作は僕にとってはまさに待望の新作でした。前情報としてプロデューサーにFlood、ミキシングエンジニアにナイジェル・ゴドリッチ、ついでに作品…

Burial - Rival Dealer

イギリスはロンドン出身のダブステップ(一応便宜的にこう書いときます)ミュージシャンによる新作EP。「Street Halo」から続くEPフォーマットでのリリースの目下最新作となります。イギリスミュージシャンだけに薄靄がかったような陰鬱な暗さはありつつも都会…

くるり - ファンデリア

くるりのインディーズ時代の2ndミニアルバム。1998年発表で8曲入り。この頃のくるりは青春時代の焦燥感・憂鬱感・切なさをロックサウンドで表現させたら最高でしたねえ。僕は大学時代よく聴いてたので思い入れがあります。イントロの優しげで田舎風味のアコ…

MO'SOME TONEBENDER - Baseball Bat Tenderness

福岡魂の爆裂ロックンロールバンドのニューアルバム。 前作「Strange Utopia Crazy Kitchen」から1年5ヶ月ぶりとなりますが、あんまり待たされた感がなかったのはフロントマンの百々さんのソロ作やgeek sleep sheepの活動などがあったためでしょうね。前作は…

THE NOVEMBERS - Zeitgeist

僕が思う日本で指折りの「真摯な」ロックバンド、THE NOVEMBERSの4thアルバム。今回は自主レーベル「MERZ」の設立(やっぱりMerzbowから取ったのかな?)、独自の販売方法など単なるニューアルバムの発売ではありませんでした。僕はTwitterでオフィシャルアカ…

The Bug - Pressure

The BugはイギリスのKevin Martinというミュージシャンによるハードコアレゲエプロジェクト。 このPressureは2003年リリースの2ndアルバムです。レゲエと聞くと僕はどうも駅やコンビニの周りでたむろするあまり近付きたくない方々を想像してしまい、ジャンル…

Bo Ningen - Line The Wall

UK在住の日本人サイケデリック・ロックバンドBo Ningenの2ndフルアルバム。 2012年発表。まずヴォーカルTaigenの異様なハイトーンボイスが耳を惹きます。 なかなか他では聴けないような歌唱法ですね。 パッと聴き似た声というと凛として時雨のTKが思い浮かび…

Front Line Assembly - ECHOGENETIC

カナダの大御所EBM/ダーク・エレクトロユニットの15th。2013年発表。今作は前作「AirMech」のダブステップ/ブロステップの流れをさらに進め深化させたものと言えます。 いわばダーク・エレクトロ×ブロステップといったところでしょうか。這い回るベース、奥…

The Cooper Temple Clause - See This Through and Leave

今は解散してしまったイギリスのロックバンドのデビューアルバム。 2002年発表。音楽的にはいかにもRadioheadやPrimal Screamが好きな若者のエレクトリック・ロックって感じですが、それらのバンドを超えてやる!っていうがむしゃらなエネルギーを感じます。…

yelworC - Icolation

ベルギーのベテランダーク・エレクトロユニットの3rd。 2007年発表。ユニットと言いましたが、この作品ではメンバーはPeter Devinの1人だけです。(もう一人のDominik van ReichはamGod名義でソロ活動中)内容は緻密に練り上げられたSF建造物を仰ぎ見るような…

Psapp - The Only Thing I Ever Wanted

Psappはイギリスはロンドン出身の女の子2人組(Carim Clasmann、Galia Durant)によるエレクトロニカデュオ。このアルバムは2006年にリリースされた2ndです。エレクトロニカといってもありがちな電子音は控えめで、鳴っているのはトイピアノやアコースティック…

Sunn O))) - Monoliths & Dimensions

アメリカの超ヘヴィ・ドゥーム/ドローンユニットの2009年発表作品。このテの音楽は超音量のデカいギターとベースの「どぅぅ〜ん、ぐぅぅお〜ん」って音が曲の大半なのですが、このアルバムはそう一筋縄ではいかず、むしろ音楽に豊穣さを感じさせます。1曲目…

Melt-Banana - Fetch

ヴォーカルYakoとギターAgataからなる日本が世界に誇るハードコアロックバンドMelt-Bananaによる7th。 2013年発表。僕は前々作の「Cell-Scape」しか聴いていないのでこの人たちの音楽については偉そうに語れないのですが、これは素晴らしいロックアルバムで…

竹本 晃 - serial experiments lain BOOTLEG

1998年にテレビ東京系で放送された深夜アニメ「serial experiments lain」のサウンドトラックです。 スタッフからの流出物という演出のもと発売されたのでこのように簡素な仕様となっています。ミニゲームや壁紙なども同梱されていますが、音源に絞って書き…

相対性理論 - TOWN AGE

日本の新世代ポップロックバンド相対性理論によるニューアルバム。僕はこのバンドが個人的に大好きで特に前作シンクロニシティーンが傑作だったので来たいと不安混じりに聴いてみたのですが、結論から言うと前作の方が好みでした。うーん残念。僕は知らなか…

OGRE YOU ASSHOLE - confidential

日本のロックバンドOGRE YOU ASSHOLEによる初のリミックスアルバム。 2013年発表。2013年発表ですが、個人的にはもう随分前に発売されたような印象を持ってしまいます。それだけ次のアルバムが待ち遠しいんだろうなと思ってます。内容としてはこれまでアナロ…

スピッツ - 三日月ロック

みんな大好きスピッツの10枚目のアルバム。 2002年発表。収録曲の4曲がシングルで、けっこう多いなと感じますが、アルバム曲も同じぐらい、曲によるとシングル曲よりも目立ってます。特にアルバム冒頭を飾る「夜を駆ける」の程よい疾走感と切なさは素晴らし…

Skinny Puppy - Last Rights

Skinny Puppy流美学の最高到達点を示した7thアルバム。 1992年発表。前作のToo Dark Parkも個々の曲の完成度が高く勢いがあり素晴らしいのですが、やはりこのアルバムの独自の世界観と構築性は頭一つ抜けています。ピアノやオルガン、聖歌のようなコーラスに…

Front Line Assembly - Artificial Soldier

ダーク・エレクトロの重鎮Front Line Assemblyの2006年リリース作。このアルバムはJeremy Inkelという人の初参加作品となります。ジャケがダサいなぁと思って敬遠してたのですが、聴いてみて「おお、かっこええやないか」と思いました。全体的にかなり攻撃的…

Khanate - Capture & Release

海外版 日本版 アメリカの今は解散してしまった最凶スラッジ・ドゥームバンドの3rd。2005年発表。2曲で約43分。彼らの音楽は聴き手を不快にさせ鬱にさせる事だけを目的に作ったのか?と思ってしまうほどひたすらに重く暗く、じわりじわりと心を蝕むようにこ…

Death Grips - The Money Store

アメリカのカリフォルニアで2010年に結成されたヒップホップグループです。中心人物は変態エクスペリメンタルロックバンドHella(まだちゃんと聴いてません、すみません)のドラマーZach Hill。あとMCのStefan Burnettさんの見た目がインパクト大です。殺人罪…

Patricia Barber - Modern Cool

女性ジャズ・ヴォーカリストにしてピアニストのPatricia Barberのこれは4thアルバム。1998年発表。僕はこのModern CoolとVersusしか聴いてないのですが、このアルバムは彼女のディスコグラフィの中でも屈指の名盤だそうです。知らずに聴いてました。音楽内容…

Neurosis - Honor Found In Decay

目下のところ最新作に当たるサンフランシスコのヘヴィ・ロックバンドNeurosisの10枚目。2012年発表。世間での評価は「停滞した」「アルビニと付き合い長くなり過ぎて面白くなくなった」とか言われててあまり芳しくないようですが、僕は嫌いじゃない、という…

GODFLESH - Us and Them

我らがJustin K Broadrick先生による伝説のインダストリアルユニット、GODFLESHによる5枚目のアルバム。1999年発表。このアルバムは従来の遅い・重い・うるさいインダストリアルメタルミュージックにブレイクビーツやヒップホップを取り入れて、少しですがノ…

Skinny Puppy - B-Sides Collect

カナダのインダストリアル帝王Skinny Puppyの1999年発表作。表題通りこれまでのBサイド曲を収録したアルバムとなってます。こういったアルバムの紹介の枕詞としてよく使われる表現ですが「B面だからといって侮ってはいけない」です。TGフォロワーとしてのパ…

川本真琴 - 音楽の世界へようこそ

前作の「gobbledygook」から実に9年振りにリリースされたフルアルバム。僕は多くの人がそうであるように「1/2」しか知らなかったのですが、このアルバムから先行で公開された「アイラブユー」を聴いてビビッときたのが経緯です。この曲があまりに良かったの…