Patricia Barber - Modern Cool

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女性ジャズ・ヴォーカリストにしてピアニストのPatricia Barberのこれは4thアルバム。1998年発表。
僕はこのModern CoolとVersusしか聴いてないのですが、このアルバムは彼女のディスコグラフィの中でも屈指の名盤だそうです。知らずに聴いてました。
音楽内容としては、とにかくアルバムタイトルをそのまま体現した都会的で洗練されたクールなジャズミュージック。パトリシアさんの声は低音で歌というよりは語りに近く、そこにピアノやトランペットなど他の楽器陣の静的な演奏が重なります。
しかしジャズと聴いて想像される甘い雰囲気は全くありません。タバコの煙立ち込める狭いクラブの中で演奏されているような感じです。
少しアヴァンギャルドな感じもするなと思ってたらトランペットのデイヴ・ダグラスさんはかのジョン・ゾーンのマサダに参加している人だったそうです。
ハイ、ジョン・ゾーンと聴いて反応したアナタ、聴いてみましょう。
他にもドアーズの「Light My Fire」のカヴァーが入ってたり(コレ、本当最高の演奏です)するので、ジャズファンというよりはロックファンの方がウケがイイかもしれません。ちなみにジョン・ゾーン絡みで聴いたのではありません、たまたま知りました。