Front Line Assembly - AirMech
カナダのダーク・エレクトロユニットのアルバム。2012年発表。
これはオリジナルアルバムではなく、PCゲームのサウンドトラックとして作られました。
ゲームの内容としては、
1980年代にメガドライブで発売された『ヘルツォーク・ツヴァイ』に強くインスパイアされたクローン作品と言って良いでしょう。自軍と敵軍の基地があり、変形メカを操作しつつ兵器ユニットを生産＆配置、最終的には敵本拠地の破壊を目指すというRTS(Real Time Strategy)ゲームとなっています。
…だそうです。
まぁシミュレーションゲームですかね。
僕はゲームの方は興味なくて未プレイなので、曲聴くときは「これはオープニングタイトル用かな？ これは負けたときかな？」とか想像しながら聴いてます。
肝心の音楽ですが、これはかなりハイクオリティなのではないでしょうか。
今までのFLA(Front Line Assemblyの略)の2倍は重厚な、それでいて壮大でサイバーなサウンドに痺れます。妙に小手先でちょこまかやるのではなく、大御所らしいどっしりとした風格があります。
特に1曲目の「AirMech」は正に巨大戦闘ロボットが基地から出撃する時のような静かな高揚感があり、聴いていて燃えます。
正直なところ少し前までの彼らのオリジナルアルバムより出来が良いのではないかと感じるところもあり、少し複雑にもなるのですが、まぁこの経験が次のアルバム(もう出てますね、未聴です)に生かされているだろうと前向きに期待してます。
