Maurice Ravelの静かなピアノ曲について


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ラヴェルの楽曲は日本人にも馴染みやすいものが多く、代表曲のボレロなんかはテレビのアイススケートのオープニングに使われたりしているので聴いたことのある人は多いと思います。
ですが、ことピアノ曲に関しては同じ時期に活躍した同じフランス人のドビュッシーに比べてグッとマイナーです。
ラヴェルは彼が活躍した時代から管弦楽の扱いについて特に評価された人でした。その精緻極まる譜面から「スイスの時計職人」と言われた程です。(当時のスイスの時計の完璧な狂わなさからきているそうです。)
でもピアノ曲にも美しい作品をいくつも残しています。
特に「前奏曲」や「ハイドンの名によるメヌエット」などはクラシックに苦手意識のある人でもスッと聴けるわかりやすい曲なのではないかと思います。
これらの曲や各ピアノ作品のメヌエット楽章の雰囲気が僕はとても好きで、これらだけ取り出して聴くことがよくあります(作曲者であるラヴェルには少し失礼な聴き方かもしれませんが)
これらの曲が持つメランコリックでキュートな雰囲気、かつ音数が少なくて静かな曲構成がピッタリ僕の好みと合うんですね。
休日の昼下がりに紅茶なんか飲みながら大切な人と聴いてください。