Einstürzende Neubauten - Kollaps
ドイツの今や生きる伝説になってるインダストリアル(あえてこう言いますが)バンドの1st。1981年発表。
ノコギリやチェーンソーや削岩ドリルのノイズの上に絶叫に近いヴォーカルやギターその他色々で彩りを付けるという音楽。青臭いガキが変わった事やってみましたというのではなく、しっかりとした思想と緻密な計算の元に構築されたミュージック・コンクレートです。
うーん、これこそ真のパンクですねぇ。
いま聴いても刺激的ですごく知的な音楽です。
ノイズジャンクサウンドって言われてますが、けっこう「聴きやすい」ように感じます。J-POPとかの「聴きやすさ」とはまた別種ですが…
多分ヴォーカルBlixa(当時は中世的な痩身美形)の原始的な獣性を感じさせる声と、そこはかとなく香る楽曲のロックフレイヴァーでしょう。
この後もどんどん音楽性とBlixaの体型を変化させながら活動を続けていきますが、この1stは最重要でしょうね。
